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琉球畳の表替えにかかる費用相場は?選ぶ際のポイントも解説!

2024-08-07


琉球畳は、畳縁がなく、半畳サイズの正方形の畳を指します。デザイン性にすぐれ、洋室との相性もよいため、洋室の一部をリノベーションして和室にするときや洋室と隣接して小上がりを設置する際などにも選ばれています。

ただし、畳は長期間使用しているとへたりやほつれが気になってくるため、表替えが必要です。

本記事では、琉球畳の表替えにかかる費用の相場について詳しく解説します。また、琉球畳を選ぶポイントやメリット・デメリット、メンテナンス方法についても解説していますので、ぜひご参考にしてください。

琉球畳の表替えにかかる費用相場は?

琉球畳の表替えの相場は、畳の素材によって異なります。い草・和紙・化学繊維を使っている場合は半畳あたり1万円前後、七島藺(しちとうい)を使った本格的な琉球畳の場合は半畳2〜3万円ほどです。

価格の幅が大きい理由は、畳の素材によってかかる費用の差が大きいためです。また、依頼する業者によっても価格に差が出る場合があります。業者によっては、家具の移動費や畳の運搬費が別途かかるところもあるため、あらかじめ確認しておきましょう。

琉球畳は半畳サイズで1枚のため、2枚で一般的な畳1枚のサイズです。6畳の部屋ではおおよそ12枚の畳が必要で、1部屋で使用する枚数が一般的な畳より多くなるでしょう。そのため、一般的な畳の表替えに比べて費用が高額になるケースがあります。

また、琉球畳は一般的な畳と違って縁がありません。畳縁は、畳のささくれを防ぎ、畳表を保護してくれる役目があるため、縁のない琉球畳は交換サイクルが短くなる傾向にあります。

とくに一般的な畳に使用されるい草素材は、縁がなくなることでささくれやすくなります。ただし、七島藺はい草のおよそ5倍以上の耐久性をもち、非常に丈夫なため、高価ですが長持ちするでしょう。 また、七島藺ほどではありませんが、和紙や化学繊維も比較的耐久性が高いです。

そのため、琉球畳の表替えをする際は、価格だけで判断せずに素材や耐久性も考慮して選ぶことをおすすめします。

なお、一般的な畳から琉球畳に直接表替えすることはできません。琉球畳に変更したい場合は新たに畳を入れ替える必要があるので、注意しましょう。依頼する前に、畳の表替えにかかるすべての費用を見積もりし、複数の業者を比較してから依頼することをおすすめします。

琉球畳を選ぶ際のポイントは?

琉球畳を選ぶ際のポイントは、主に次の3つです。それぞれのポイントについて詳しく解説します。

サイズを確認する

琉球畳のサイズは、通常880mm×880mmで、正方形をしています。なかには820mm×820mmのものや850mm×850mmサイズもありますし、オーダーメイドで希望サイズの作成依頼も可能です。

厚みは55mmほどで一般的な畳とほとんど変わりませんが、厚みの調整もできます。部屋に合う厚みのものを購入しましょう。

琉球畳は一般的な畳の半畳サイズのため、6畳なら12枚用意すればいいと考えがちですが、ただ2倍の数の琉球畳を用意しただけでは失敗してしまう可能性があります。なぜなら、住宅によって畳のサイズが異なるからです。

そのため、サイズを測らずに必要な枚数だけを用意すると、すき間ができたり部屋にうまく入らなかったりすることがあります。失敗を避けるためにも、部屋のサイズをミリ単位で正確に測って、部屋の大きさに合うサイズのものを購入しましょう。

部屋の雰囲気に畳のカラーを合わせる

最近では、畳でもさまざまな色を楽しめるようになり、そのなかでもとくに琉球畳はカラーバリエーションが豊富です。グリーンやブラウンといった一般的な畳の色から、黒や藍色のような落ち着いた色、ピンクやオレンジのような明るい華やかな色などさまざまな色が選べます。

畳の色を1色で統一感することもできますが、2色を組み合わせることで個性的なデザインを楽しむことも可能です。また、1枚の畳に複数の色が混じっていたり、複数の色で模様が編み込まれていたりするタイプもあります。

畳の色によって部屋の印象は大きく変わり、シックな雰囲気にも華やかな雰囲気にもなります。そのため、部屋全体のインテリアや壁紙、家具と合わせたときの調和が非常に重要です。

たとえば、明るい色のインテリアや家具に対して、シックな色の畳を合わせると雰囲気がマッチせず、落ち着かない印象になってしまう可能性があります。畳を選ぶときは、部屋のインテリアや家具に合わせて色を選ぶようにしましょう。

好みの素材を選ぶ

琉球畳は七島藺のほかに、い草や和紙、樹脂を使ったものがあります。それぞれに特徴があり、用途や好みに応じて選べます。

七島藺を使用した琉球畳は、独特の手触りと香りがあり、耐久性が高いのが特徴です。一方、い草を使用したものは七島藺より耐久性は劣りますが、畳独特の香りを感じられ、価格も抑えられます。

七島藺とい草の畳は保温性や断熱性、抗菌効果、調湿効果に優れており、天然素材のため、小さなお子さんやペットのいる家庭でも安心して使用できます。

新しい素材である和紙や樹脂などの新素材を使った畳は、い草の香りはありませんが、カラーバリエーションが豊富でデザイン性が高いのが特徴です。色褪せがしにくく、撥水加工が施された製品を選べば、飲みものなどをこぼしてしまっても簡単に掃除ができます。

い草と新素材どちらにもそれぞれのメリットがありますので、自分の好みやニーズに合う素材の畳を選ぶようにしましょう。

琉球畳のメリット・デメリットは?

琉球畳は豊富なカラーバリエーションと高いデザイン性を持ち、縁がないことで部屋が広く見えるというメリットがあります。しかし、その反面、価格が高めで、縁がないため角が傷みやすく、使用する素材によってはメンテナンスが必要になるというデメリットもあります。

琉球畳は豊富なカラーバリエーションと高いデザイン性をもち、縁がないことで部屋が広く見えるというメリットがあります。しかしその一方で、価格が高く、縁がないため角が傷みやすく、使用している素材によってはメンテナンスが必要になるというデメリットもあります。

琉球畳は一般的な畳より高額なことが多いため、購入する際は、これらのメリットとデメリットの両方を理解したうえで選ぶことが大切です。琉球畳のメリットとデメリットについて、それぞれ詳しくみていきましょう。

メリット1.カラーバリエーションが豊富にある

琉球畳のメリットのひとつは、豊富なカラーバリエーションです。一般的な畳の色だけでなく、グレーや黒、藍色のような落ち着いた色合い、ピンクやオレンジのような明るい華やかな色合いも選べます。

一般的な畳は和室専用ですが、琉球畳なら多彩な色から選べるため、和室だけでなく洋室にもぴったり合い、洋風のインテリアとの相性もよいのが特徴です。1色だけでなく、2色を組み合わせてモダンな空間に仕上げることもできます。

メリット2.デザイン性が高い

琉球畳は縁がないため、和室だけでなく、さまざまな空間で使用できるデザイン性の高さが特徴です。洋風のインテリアとも合わせやすいため、リビングの一部に琉球畳を敷いても、和室が浮くことなく自然に溶け込みます。

また、琉球畳は半畳サイズの正方形であるため、狭いスペースでも使いやすく、2色を組み合わせて市松模様のように敷くことも可能です。シンプルで主張の少ないデザインは、選ぶ色によって落ち着いた雰囲気にも華やかな雰囲気にも対応でき、自分の好みに合わせて使えるのも大きなメリットです。

メリット3.部屋が広くみえる

琉球畳のもうひとつのメリットは、同じ部屋が広く見えることです。一般的な畳に縁があると、縁の部分が視覚的な境界となり、部屋の広さが限定的に感じられることがあります。

一方、琉球畳は縁がないため、床の端から端まですべてを部屋の広さと認識し、部屋が広く感じられます。畳の境界が曖昧で床全体が一面に見えることも、部屋が広く見える一因です。

さらに、洋室へと続く間に琉球畳を使った和室を設置すると、洋室と和室の境目を感じにくくなります。そのため、部屋全体がひとつの広々とした空間として認識されやすくなります。

デメリット1.価格が高い

琉球畳のデメリットのひとつは、一般的な畳に比べて価格が高い点です。なぜなら本来の琉球畳に使われる七島藺は希少性が高く、製作に高度な加工技術が必要で、現在では作れる職人が少ないためです。

七島藺以外の素材を使った琉球畳は、価格が抑えられる場合もありますが、それでも一般的な畳に比べると高価な傾向にあります。実際、琉球畳は半畳サイズであっても、1枚の値段は一般的な畳とほぼ変わりません。

そのため、同じ広さの部屋に琉球畳を敷く場合、一般的な畳より2倍程度の数が必要になり、結果価格も高くなります。

デメリット2.角が傷みやすく耐久性が低い

琉球畳は縁がないことでデザイン性が高まりますが、その反面、縁がないことで角が傷みやすく、耐久性が低いというデメリットがあります。畳の縁は角を補強する役目があるため縁がないと角が劣化しやすくなります。

七島藺を使った琉球畳は耐久性が高いですが、い草を使ったものは耐久性が低く、長期間使用する場合は定期的に状態をチェックしなければなりません。

和紙や樹脂を使った琉球畳は、い草よりも強度は高いですが、一般的な畳に比べると縁がないため角は傷みやすいです。そのため、琉球畳の上に重い家具を直接置くと、畳がすぐに傷んでしまいます。

重い家具を置くときは、防振マットややわらかい布を敷くなどの工夫が必要です。また、家具を移動させるときは、畳の上で家具を引きずらないように気をつけましょう。

デメリット3.い草を使用している琉球畳はメンテナンスが必要

い草を使用している琉球畳は定期的なメンテナンスが必要です。い草は湿気を吸い込みやすく、カビやダニが発生しやすいからです。

い草を使用している畳は、年に2回ほど畳を干すように推奨されています。 また、カビやダニが発生しないように日ごろからこまめに掃除し、湿気が溜まらないように換気することが大切です。

い草は湿気を吸い込みやすく、汚れても水拭きができないため、乾いたぞうきんで拭きましょう。水拭きしたり、液体をこぼしてしまったりするとシミができやすくなるため、注意が必要です。

一方、和紙や樹脂を使った琉球畳のなかには、抗菌加工や撥水加工が施されているもの、洗えるタイプの畳もあります。メンテナンスが面倒に感じる場合は、抗菌加工や撥水加工が施された畳を検討するのもいいでしょう。

琉球畳のメンテナンス方法は?

琉球畳は大切に使用すれば、10〜15年は問題なく利用できます。こまめにメンテナンスして大切に使いましょう。

● 基本の掃除
琉球畳のメンテナンスは、一般的な畳とほぼ変わりません。水拭きはせず、掃除機やほうきを使って掃除しましょう。掃除機を使用するときは、畳の目に沿ってかけることがポイントです。

掃除機やほうきを使うときは、強い力を加えないように注意し、畳が傷まないように丁寧に掃除しましょう。掃除機やほうきで畳の上のゴミを取り除いたら、乾いたぞうきんや固く絞ったぞうきんで乾拭きします。

● 水分をこぼしたとき
い草を使った琉球畳は、水に濡れないように気をつける必要があります。もし水分が畳についてしまった場合は、すぐに新聞紙や乾いたタオルで水分をふき取り、乾燥させましょう。そのままにしておくと、カビやダニの原因となってしまいます。

樹脂や和紙を使ったものは湿気に強く、ダニも発生しにくいという特徴があります。撥水加工を施された製品なら、水をこぼしても跡が残りにくく、メンテナンスも簡単です。手軽に扱える琉球畳を希望している人は、和紙や樹脂を使った琉球畳を選ぶのもいいでしょう。

● 家具の跡がついてしまったとき
畳に家具の跡がついて凹んでしまった場合は、以下の方法で修復できる可能性があります。

畳の凹んだ箇所に濡れたタオルを置き、アイロンで上から熱を加えます。このとき、アイロンが畳に直接当たらないように気をつけましょう。

凹んだ部分がもとのように持ち上がってきたのを確認したら、タオルで濡らした部分をしっかり乾燥させて完了です。修復できなかった場合は、裏返しをするか、表替えが必要になります。

● 裏返し・表替えについて
縁のない琉球畳は、一般的に裏返しができません。裏返しとは、一度畳表を剥がして裏表を返し、再び固定することで、畳表面がリセットされたように見えるメンテナンス方法です。

縁がない畳は、畳表の4方向を折り曲げて作られています。い草の性質上、一度折り跡が付くと、反対側へ曲げたときに耐え切れず折れてしまうため、琉球畳では裏返しができないのです。 また、基本的に表替えは可能ですが、ものによってはできないこともあるでしょう。

こちらの記事では、畳の天日干しする効果について解説しています。天日干しする方法やポイントも解説しているため、ぜひあわせてご覧ください。

まとめ

琉球畳はデザイン性が高く、カラーバリエーションが豊富で、一般的な畳と比べて部屋が広く見えるというメリットがあります。琉球畳は適切なメンテナンスを施すことで、長期間使用できます。

琉球畳の表替えを検討されている方は、ぜひゆたか畳にご相談ください。ゆたか畳は千葉県内の自社工房ですべての加工を行い、大量仕入れや広告費削減により業界最安値を実現しています。

また、畳の張り替えは、朝お引き取りして当日のうちに納品することも可能です。さらに、畳の運搬や家具の移動も無料で提供しています。

お電話での無料相談を受け付けており、訪問見積もりも行っています。正式にご依頼いただくまで、費用は一切かかりません。千葉県内や東京23区内にお住まいの方は、ぜひ一度ご相談ください。

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