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畳の裏返しとは?方法とタイミング・メリットなどを紹介

2022-09-22


畳を長く使用していると、汚れが気になってくると思います。

「できる限り長い期間、快適な状態で使用したい」
「張り替えはもう少ししてからにしたい」

と考える人も多いのではないでしょうか。

こうした場合におすすめなのが、畳の「裏返し」です。畳の裏返しを行えば、表面を美しく甦らせ、気持ちよく、快適に使うことができます。

今回は、畳を長く使用するために欠かせない裏返しというメンテナンス方法をご紹介します。

ゆたか畳なら畳の裏返し税込 2.200円(税込)/一畳~
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畳の裏返しとは

裏返しとは畳のメンテナンス方法の一つです。裏返しという言葉の響きからは畳全体を外して上下をひっくり返し、裏側を使用するというやり方だと考える方も多いのではないでしょうか。

裏返しとは畳表の表裏の張り替えことです。畳のメンテナンス方法は「裏返し」「表替え」「新調」が代表的ですが、裏返しは一番安価なメンテナンス方法です。

そもそも畳は畳床・畳表・畳緑の主に3つを使用したシンプルな構造でできています。畳床(たたみどこ)は乾燥わらなどで作られる、いわゆる畳の芯の部分です。温度調節機能や防音性・防火性・断熱性などにも優れています。

畳表(たたみおもて)はイグサで織られた表面のゴザ部分です。表面上に出ているため、最も傷みやすい部位といえるでしょう。畳縁(たたみべり)は畳の角や側面を保護するためにつけられる帯状の布生地です。

畳の裏面は畳表や畳緑がついていないため、畳を張り替えないと裏返しはできません。畳はリバーシブルで使えるわけではない点は覚えておきましょう。

やり方

畳の裏返しは畳を分解して畳床はそのまま使い、畳緑は新しく取り換え、畳表はひっくり返して使用します。畳表の表面に出ているゴザの部分は裏表どちらも使用できるため、畳表を裏にひっくり返して固定する作業です。

畳は日光に当たると徐々に日焼けしますが、日焼けしていない裏面を表面に使用するため緑色の部分が表にでてきます。また、畳を使用していると畳と畳の間に隙間ができることが気になる人も多いと思いますが、裏返しの際のメンテナンスで補修が可能です。

タイミング

畳の裏返しのタイミングは使用時期から約5年後が目安です。5年という期間はあくまでも目安のため、畳表の痛みや色あせを感じたら裏返しを考えるタイミングといえるでしょう。畳の裏返しをすることによって畳の表面を、もう数年の間、使用できるようになります。

注意すべきは畳表の厚みによって裏面が黄色くなるスピードが違う点です。厚い畳表の場合は、5~7年と比較的長い間使用できます。厚みが薄い畳表の場合は3年以内に裏返しをしてもいいかもしれません。

畳は湿気などで経年劣化していくため、畳の裏返しをせずに使用していると裏側まで汚れてしまい、裏返ししたいと思っても裏返しできなくなっていることもあるでしょう。定期的なメンテナンスが畳を長く使用することにつながります。

畳の裏返しのメリット

畳の裏返しのメリットは、畳表という同じ材料を使用して半分の値段で長い年数使用できることです。

畳表が傷む原因は多々ありますが、よくある原因としては吸引力の強い掃除機を使用すること、寒い時期のファンヒーターの熱風を直接畳にあて続けること、梅雨時期の湿気などがあります。

また、畳の上では布団や座布団を使用することが多いかと思います。しかし、布団などを長時間置いていると、畳が湿気を吸ってカビやダニなどが発生し、早々に劣化していきます。

裏返しは下に敷かれている床版の換気や除湿、カビやダニの防止にも効果的です。

畳の裏返しは自分でできる?

結論から言うと、畳の裏返しを自分でするのはおすすめしません。畳の裏返しをするためには、作業中に畳表へ傷をつけないことの繊細さに加え、しわが寄らないように固定するなどの専門的な技術が必要になります。

そのため自分自身で行うのは控えたほうがいいでしょう。自分で裏返しを試みた結果、うまくいかずに業者に頼んだといったケースも多くあります。

また、畳一枚だけを裏返しすることは少なく、部屋のすべての畳を裏返しにするケースが多いので手間もかかるでしょう。メンテナンスはプロの業者に依頼してください。

畳の裏返しにかかる費用相場

畳の裏返しにかかる費用は施工会社によって異なりますが、おおよそ畳1枚につき3,000円~4,000円が目安です。6畳の部屋の裏返しを業者に依頼すると、18,000円~24,000円かかると見積もっておきましょう。

また、畳乾燥や銀イオン抗菌・抗カビ処理加工、畳縁の色替えなど、業者ならではのオプションを付け加えもできます。畳縁を変えるだけで部屋のイメージも変わるため、裏返しを依頼するタイミングで部屋の模様替えをしてみてもいいかもしれません。

裏返しをしないほうがよいケース

畳の裏返しのメリットをご紹介してきましたが、畳の裏返しだけでなく、表替えや新調をしたほうがよいと考えられるケースもあります。状況ごとに紹介していきます。

水やジュースなどをこぼしてしまった場合

畳の表面に水やジュースをこぼしてしまうと、畳の裏もシミになってしまうかもしれません。畳は水分を吸収しやすいため、飲み物をこぼしてそのままにしていると、シミになりやすい床材といえます。

しかし、厚い畳表を使用している場合は、水などをこぼしてもすぐにふき取れば裏にまでシミが浸透しないケースが多いです。お子様がいるご家庭などは、厚い畳表を選ぶことで取り扱いが気楽になるでしょう。になるかもしれませんね。

ペットがおしっこをしてしまった場合

水やジュースをこぼしてしまったとき同様、裏面にシミが残るだけでなく、流れてしまったペットのおしっこを吸い込んで乾いた表面が上にでてくるため裏返しはおすすめしません。

この場合は裏返しではなく、畳表を変える表替えにしましょう。おしっこがかかってしまった場所が特定できる場合は、表替えを依頼する際にその個所を報告してラッピングでにおいの緩和をしてくれる業者を選ぶと快適に畳を使用できるようになるでしょう。

裏返しができないケース

畳の使用状況や畳の加工によっては業者に依頼しても裏返しができないこともあります。
畳の状況によって様々なため、一度業者に相談してみてください。ここでは裏返しができない代表的な2つをご紹介します。

い草の表面に糸が出てきている場合

畳のゴザの部分がペットの犬や猫に爪でひっかかれ、ゴザの表面が毛羽立ち、糸が出てきてしまうことがあります。

ゴザの部分が削り取られると裏返しができなくなります。裏返しをしたい場合は、ペットが爪とぎをしてしまって毛羽立ちしているタイミングで裏返しを依頼するのがおすすめです。

畳の一部が切り欠けになっている場合

畳の一部が切り抜かれているときは、裏返しが難しいです。2枚の畳の中心に柱が出ているものを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。切り欠けがある畳は基本的に裏返しができないと覚えておくといいでしょう。

まとめ

今回は畳の裏返しの方法やタイミング、メリットなどについてご紹介しました。

裏返しは畳を長期間快適に使用できるメンテナンス方法の一つです。畳は重さがあるのでご自身で行うのは少し負担が大きいかもしれません。

湿気の充満からくるカビやダニの対策、畳の汚れや焼け、シミが気になっている場合や、畳を使用して長期間が経過している場合などは、ぜひ畳のプロであるゆたか畳にご相談ください。畳の状態やお客様のご要望に合った方法で、和室を美しく生まれ変わらせることが可能です。

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