2022-12-12
ほこりなどが付着した網戸を見て、憂鬱な気分になることもありますよね。掃除をした方がよいと分かっていても、なかなか重い腰が上がらない人も多いのではないでしょうか。
ただ、網戸を汚れたままにしていると、窓を開けて換気したときにほこりやゴミが室内に入ってくる可能性もあります。
そこで今回は、自宅にあるものを使ってできる網戸の掃除方法や、掃除におけるNG行動、掃除に適した時期をご紹介します。
汚れがひどいと網戸を外すのが必要なケースもありますが、基本的には外さずにそのままの状態で掃除できます。
掃除の際はマスクや手袋を準備して、掃除中に舞うほこりや手荒れ対策をしましょう。掃除方法を6つご紹介します。
以下の2つを準備します。
・ブラシ
・雑巾
ブラシは細くてやわらかい毛足のタイプがおすすめです。大きめのブラシであれば、一度に掃除できる範囲が広いため時短になります。たわしのように硬いブラシや歯ブラシなどではなく、洗車ブラシのようなタイプが使いやすいでしょう。網戸掃除用のブラシも販売されています。
手順は以下のとおりです。
1.窓を閉めてほこりが室内に入るのを防ぐ
2.ブラシで網戸の目地や溝に詰まった汚れやほこりを落とす
3.水で濡らした雑巾で拭く
4.網戸掃除の際に汚れた窓ガラスも拭いておく
やわらかい毛足を活かして、網目や溝に入り込んだほこりをかき出すようにすることがポイントです。
以下の5つを準備します。
・スポンジ
・バケツ
・雑巾
・ブラシ
・中性洗剤
お風呂用スポンジのように、大きめのスポンジを用意しましょう。100円ショップやドラッグストアに売られているメラミンスポンジは、水だけで汚れが落とせるため、日頃の掃除で使っている人も多いですよね。網戸掃除の際は、小さくカットされているものよりも、大きめサイズの方が使いやすいです。
手順は以下のとおりです。
1.ブラシなどで網戸のほこりを取り除く
2.バケツに水をくみ、水を含ませて絞ったスポンジを下から上に向かって動かして、網目に水を通す
3.汚れがひどい場合は、中性洗剤を混ぜた水をスポンジに含ませて再度こする
4.最後に水に濡らした雑巾で拭く
水が垂れてしまう場合は、網戸の反対側に雑巾を当てて動かしながらスポンジでこすりましょう。中性洗剤は、洗い流し不要のタイプが便利です。
汚れがひどい場合は中性洗剤を使いますが、この場合もまず最初に水を通すことで、洗剤がムラなく行き渡り、汚れが落ちやすくなります。
準備するものはこちらです。
・掃除機
・新聞紙
以下の手順で進めます。
1.網戸の外側に新聞紙を固定する
2.内側から掃除機をあて、ゆっくりと動かしてほこりを取り除く
3.新聞紙を内側に貼り直し、外側からも同様に掃除機をかける
4.最後に窓枠のほこりも吸い取る
掃除機を使う場合は、効果的に吸引するために新聞紙を使って反対の面をふさぐことが大切です。掃除機を動かす際はゆっくりと、力を入れずに動かすこともポイントです。
重曹を使った掃除方法は、しっかりと掃除をしたいときに適しています。以下の5つを準備しましょう。
・重曹水
・掃除機
・新聞紙
・メラミンスポンジ
・雑巾
弱アルカリ性の重曹は、酸性の油汚れなどを落とす効果や研磨作用、消臭作用があるため、掃除でもよく使われるアイテムのひとつです。重曹を使う際の手順は以下のとおりです。
1.水100mlに重曹の粉末小さじ1を溶かしてスプレーボトルに入れ、重曹水を作る
2.新聞紙を網戸に固定し、掃除機で網戸のほこりを取り除く
3.窓の下に新聞紙を敷いて汚れが付くのを防ぐ
4.網戸に内側から重曹水を吹きかけ、少し時間を置いて汚れとなじませる
5.水を含ませたメラミンスポンジで網戸の内側を軽く拭く
6.外側も同様に重曹水を吹きかけて時間を置き、メラミンスポンジで拭く
メラミンスポンジで拭く際は、力を入れすぎないことがポイントです。掃除後は、メラミンスポンジのカスなどが床に落ちているため、最後に床掃除も忘れずに行いましょう。
また、アルミサッシは重曹が付着したままだと黒ずみの原因となるおそれがあります。最後に水拭きするなど、重曹がサッシに残らないように注意が必要です。
不要になった物を有効活用する方法です。以下を準備しましょう。
・不要になったストッキング
・不要になった靴下
・新聞紙
・雑巾
手順は以下のとおりです。
1.ストッキングの脚の部分をカットして、丸めた靴下をストッキングのつま先に入れる
2.つま先の方から丸めていき、縛って団子状にする
3.網戸の内側に新聞紙を固定する
4.団子状にしたストッキングを網戸の外側に当て、上から下に動かしてほこりなどを落とす
5.反対側も同様に行う
ストッキングは濡らさないこともポイントです。静電気を利用してほこりを落とします。
準備するのは以下の4つです。
・網戸専用の掃除スプレー
・雑巾
・掃除機
・新聞紙
手順は以下のとおりです。
1.網戸に新聞紙を固定し、全体に掃除機をかけて表面に付着したほこりを取り除く
2.網戸専用の掃除スプレーを吹きかける
3.雑巾で洗剤を拭き取るようにして汚れを取り除く
もっちりした泡状のスプレーであれば、液だれしにくいです。吹きかける洗剤の量は、パッケージに書かれている目安の量を参考にします。窓から虫が侵入してくるのが気になる場合は、虫除け効果があるスプレーを選ぶのもひとつです。
汚れた網戸にいきなり水や洗剤を付けるのはNGです。乾いた状態のほこりは取り除きやすいですが、水や洗剤が加わってほこりが湿ると、重い汚れとなって掃除の手間が増えます。網戸を掃除する際は、まずはほこりを取り除くのが基本です。
汚れを落とすために力まかせに拭くこともNGです。網戸に力を入れすぎると、網目のヨレや破れの原因となったり、網戸が外れたりすることもあります。どうしても力を入れる場合は、網戸を一度外してから作業すると安心です。
掃除中はほこりが舞うため、マスクや掃除用ゴーグルで身を守りましょう。洗剤や水を使うため、ゴム手袋やビニール手袋を付けると手荒れを防げます。
年末大掃除で網戸をきれいにする人も多いと考えられますが、冬まで待っていては網戸の汚れがこびり付いて落としにくくなる可能性があります。
2~4月はスギ花粉、3~5月はヒノキ花粉の飛散時期であり、春は花粉が気になる季節ですよね。それに加えて、春は黄砂やPM2.5も飛来します。そのため、網戸が汚れやすい時期なのです。
また、窓を開けることが多い暖かい時期は、室内に浮遊するほこりやキッチンの油汚れなどが風に乗って網戸に付着しやすくなります。さらに台風シーズンは、雨風によって網戸に汚れがたまりやすいのです。
そのため、花粉の飛散が落ち着いた時期や、台風シーズンが過ぎた頃が網戸掃除に適しています。冬に比べると湿度や気温が高いため、汚れも落ちやすいでしょう。
網戸の掃除は、網戸を外さなくても可能であり、スポンジやブラシ、掃除機などの家にあるもので簡単に済ませることもできます。掃除でよく使われる重曹や、メラミンスポンジなども網戸掃除に役立ちます。
効率的な網戸掃除のためには、まず網戸に付着したほこりを乾いた状態で取り除くことがポイントです。いきなり網戸を濡らしてしまっては、汚れが落としにくくなります。
年末に網戸を掃除している場合は、汚れが落ちにくくなっている可能性も。花粉の飛散が落ち着いた時期や、台風シーズンが過ぎた後などに行いましょう。