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畳でアレルギーになるのは本当?原因から予防法まで徹底解説

2023-03-13


畳は日本の伝統的なものであり、温かみのある素材感と、い草の香りが心に安らぎを与えてくれます。そんな独特のよさがたくさんある畳ですが、畳によってアレルギーになるのではないか、と不安に感じたことはありませんか。

どんなによいものでも、不安な気持ちを抱えながら使っていると、ストレスそのものが不調の原因にもなりかねません。この記事では、畳とアレルギーの関係について詳しく解説していきます。

畳でアレルギーになる?

畳自体に問題があり、アレルギー反応が引き起こされるということは少ないでしょう。もちろん、可能性がゼロと言い切ることはできません。極度のアレルギー体質で、畳に使用している、い草そのものに反応してしまう、という方がいてもおかしくはありません。

しかし一般的には、畳そのものが原因でアレルギーが引き起こされるおそれは低いといえるでしょう。なぜならアレルギーは、体内に入ってきた異物に対して起こる過剰免疫だからです。

たとえば、国民病とも呼ばれる花粉症は、特定の花粉を吸いこんでアレルギー反応が起こります。畳の材料に使われるい草は、花の部分こそ花粉をつけますが、畳に使用されている部位がアレルゲンになるケースはきわめてまれです。

とはいえ、畳に溜まったホコリやハウスダストによってアレルギーが引き起こされる可能性はあります。畳がある場所でアレルギー反応がでたことがあるなら、おそらく畳に付着しているホコリが原因で、アレルギーが引き起こされた可能性のほうが高いでしょう。

畳のアレルギーになる原因や症状

畳がある場所でアレルギー反応が出る場合、どのようなことが原因なのでしょうか。ここでは、アレルギー反応が出る原因や症状について解説します。

アレルギーになる原因

畳がある場所でアレルギー反応がでてしまう原因は、次のようなものがあります。

● 畳にダニがいるから
● ハウスダストに反応しているから
● 畳の裏に散布されている薬剤に反応しているから
● い草に反応しているから

和室がジメジメしていると、カビやダニが発生していることがあります。とくに家の中に生息するダニの約9割は、ヒョウダニというダニです。ヒョウダニは湿度の高い環境を好み、ダニが出したフンや死骸などが原因で、アレルギー反応を起こすおそれがあります。

ダニ以外にも、畳の上にホコリやフケなどがある場合は、ハウスダストアレルギーで反応してしまうことがあります。ダニやカビが発生しやすい湿度や、掃除が行き届いておらず不衛生な環境は、人間が過ごすのにはあまり好ましいとは言えないでしょう。

別の原因としては、畳の裏にカビ止めや虫よけとして、薬剤を散布していることがあります。この薬剤にアレルギー反応が出る方もいます。

そしてレアケースですが、畳に使われているい草自体に反応してしまう方もまれにいます。とくに安価な中国産のい草を使っている畳や、国産の畳であってもい草に製造過程で使った薬剤の成分などが残っている場合、アレルギー反応が出てしまうことがあるようです。

アレルギーになったときの症状

アレルギー反応がでてしまう原因は、いくつかあることをご紹介しました。では、実際にアレルギー反応が出てしまった場合は、どのような症状がでるのでしょうか。

アレルギー反応が出たときの症状としては、次のようなものがあります。
● くしゃみ
● 鼻水
● 鼻づまり
● 目のかゆみや痛み
● 皮膚の炎症
● 肌の乾燥
● 喘息やせき

こういった症状が悪化すると、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎といった病気につながるおそれもあり、決して軽視はできません。悪化する前にケアしていきましょう。

畳のアレルギーを予防する方法

畳がある部屋でアレルギー反応が発生する原因や、症状についてご説明しました。では、アレルギー反応を発生させないためには、どのようにしたらよいのでしょうか。ここからは、アレルギー反応を予防する方法について解説します。

こまめな掃除を心がける

アレルギー反応を予防するためには、畳の上を綺麗にしておくことが大切です。畳がある場所でアレルギー反応が発生する方は、多くの場合、ハウスダストやダニによるものが原因です。

アレルギーの原因となるハウスダスト、ダニのフンや死骸を吸ってしまうと、アレルギー反応が発生します。体に取りこんでしまう前に、こまめな掃除を心がけましょう。

また、ペットの毛やフケ、蛾などの死骸やフンもアレルギー物質となるため、ペットを飼われている方はとくに注意が必要です。掃除するときは畳の表面を傷つけないように、ゆっくりと掃除機をかけるようにしましょう。

換気・除湿する

畳の手入れは、換気や除湿が大切です。ダニやカビはジメジメしていて、ゴミなどのエサがあるところを好みます。畳に湿気がこもってしまうと、こういったダニやカビの発生リスクが高まるでしょう。

窓を開けて換気をし、風通しをよくすることで、畳にこもった湿気を外に逃がすことができます。また、除湿器を使って、湿気を取り除くことも有効です。

畳に付着した水分は都度しっかりと拭き取り、しっかり乾かしましょう。これらの方法を実践すれば、ダニやカビが生息しにくい環境を作り、清潔な畳を維持できます。

お酢で殺菌する

畳のカビ予防には、お酢が効果的です。お酢は殺菌作用があるため、畳に発生するカビの繁殖を抑えることができます。お酢を水で薄めて雑巾に染み込ませ、畳の目に沿って雑巾がけを行う方法が効果的です。

また、スプレーボトルを使って畳に散布することもできます。ただし、雑巾で拭いた場合でも、しっかりと乾燥させなければなりません。畳に水分が残るとカビの原因となってしまうため、注意しましょう。

お酢は畳のコーティング剤としても使えるため、カビ予防効果を長持ちさせることができます。お酢は多くの家庭に常備されているため、日々のお手入れにも取り入れやすいでしょう。

水分はしっかりと拭き取る

畳の手入れにおいて、水分をしっかりと拭き取ることは非常に重要です。畳に水分が残ってしまうと、カビの原因になってしまいます。畳を拭く際には、水分を含んだ雑巾で拭かずに、乾いた雑巾やタオルで拭き取るようにしましょう。

また、雑巾で拭いた後は、畳をしっかりと乾かすようにしましょう。湿気がこもった状態で放置すると、カビの繁殖を促すことになります。

畳を乾かす方法としては、風通しをよくするか、除湿器を使って湿気を取り除く方法があります。水分をしっかりと拭き取り、畳のカビやダニの発生を予防し、清潔な状態を維持しましょう。

布団や座布団を敷きっぱなしにしない

畳の上に布団やじゅうたんを敷くと、湿気がこもりやすく、カビやダニの発生リスクが高まります。とくに布団は、就寝中の汗が大量に染み込むため、こまめに干すことが必要です。

また、畳に敷いたままの状態で放置しておくと、カビの繁殖につながるため注意しましょう。畳を乾かすためには、定期的に布団やじゅうたんを取り除いて、畳をしっかりと乾かすタイミングを作ることが大切です。

湿気を取り除く効果的な方法として、除湿シートやすのこを敷く方法もよいでしょう。定期的なお手入れを心がけることで、カビやダニの発生を防げます。

まとめ

この記事では、畳はアレルギーになるのか、その原因と対策についてご説明しました。畳のアレルギーは、たいていの場合、畳そのものが原因というよりも畳に付着したホコリなどが原因です。

まれに畳のい草自体にアレルギー反応を示す方もいますが、可能性としては低いでしょう。したがって、アレルギーを防ぐためには畳のお手入れが必要不可欠です。

こまめに掃除機をかけて、ダニのエサとなるゴミを残さないようにしましょう。また、換気を行い、ダニやカビの繁殖を防ぐことが大切です。

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