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タバコを落として畳に焦げ跡が残ってしまったときの対処法

2023-06-19


保温性と断熱性に優れた畳は、私たちが快適に心地よく過ごせる床材です。しかし、喫煙者の方のなかには、畳にタバコや灰皿を落としてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。

そんなとき、落ちた灰をきれいに取るにはどうしたらいいのか、焦げ跡を消すには何をすればいいのか、と悩まれていませんか。

この記事では、畳に焦げ跡が残ってしまったときの対処法を解説します。自分で簡単に行える方法もご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

畳に焦げ跡ができたらまずは応急処置

畳にタバコを落として焦げ跡ができてしまったら、まずは穴を塞ぎ、灰を取り除く応急処置をしましょう。

・セロハンテープを使う
・掃除機で吸い取る
・畳に塩を撒く
・家具や敷物で隠す

汚れや臭いが残る原因となるため、水拭き・掃き掃除は行わないように注意してください。畳の隙間に灰が入り込み、取り除けなくなります。

セロハンテープを貼って穴を塞ぐ

畳が焦げて小さな穴ができた場合は、灰を取り除いたあとで、透明なセロハンテープを使って穴を塞ぎましょう。

焦げ跡に対処せず、そのまま放置しておくと穴が広がるだけでなく、焦げ跡も目立つようになります。小さく切ったセロハンテープを貼りつけて穴を塞ぎ、広がらないようにしましょう。

掃除機で灰を吸い取る

畳に灰皿ごと落とし、たくさんの灰が散らばった場合は、掃除機で吸い取りましょう。掃除機をかける際は、畳の目に沿ってかけるようにします。

ヘッドを装着していると、畳の隙間に灰が入り込み吸い取れなくなります。そのため、ヘッドを取り、ノズルの先端を使って灰を吸い取ってください。

畳に塩を撒く

灰が畳の隙間に入り込んでしまったら、畳に塩を撒くと灰が塩に吸着して取り除けます。

1. 灰が落ちた場所に塩を撒く
2. 指先で、塩と灰を混ぜてなじませる
3. 灰が落ちた周辺を軽くたたく
5. 掃除機で、塩に吸着した灰を一緒に吸い取る

水分が含まれている塩は、灰に吸着します。粒子が細かい灰は吸着しにくいですが、粒子が大きく重たいものであれば、塩と混ざることで取り除きやすくなるでしょう。

家具や敷物などで隠す

畳の一部が焦げてしまっても時間がなくて対処できないときや、来客対応で隠したい場合もあるでしょう。そんなときは、家具や敷物を一時的に置いて隠しましょう。

家具の配置を変え、畳の上に座布団やカーペットを敷いておくと、焦げ跡も目につきません。焦げ跡がついた場所への家具の配置が難しい場合、畳の位置や向きを変えると、家具や敷物の配置も不自然にならないでしょう。

ただし、畳の上に家具や敷物を長期間置いてしまうと湿気がたまり、カビやダニが発生する可能性が高まります。畳をさらに痛めてしまう原因にもつながるため、上にものを置いたまま放置しないよう、注意が必要です。

畳に小さな焦げ跡ができたときの対処法

畳に落ちた灰を取り除いたら、焦げ跡が目立たないよう対処しましょう。焦げ跡の範囲が小さければ、3つの方法で対処できます。

・サンドペーパーで削る
・い草で埋める
・台所用漂白剤を塗る

自宅やホームセンターで揃うこれらの道具があれば、焦げ跡を薄くし、目立たせなくできます。

サンドペーパーで削り取る

畳についた焦げ跡は、サンドペーパーと呼ばれる紙やすりで削り取りましょう。雑巾で水拭きした後、240番前後の目が細かいサンドペーパーを巻きつけ、畳の目に沿って優しくこすり、焦げ跡部分を削ってください。

焦げ跡が目立たなくなるまで削ったあとは、怪我をしないように畳のささくれを防ぎましょう。畳と同色の水性アクリル塗料か、水で薄めた木工用ボンドを用意し、削った部分に塗ってください。

左右のい草で隙間を埋める

畳の焦げ跡が1cmほどの小さな範囲であれば、い草で隙間を埋められます。マイナスドライバーやアイスピックなど、先端が細く鋭いものを畳にさして、焦げ跡の部分だけを抜いていきましょう。

焦げたい草が取り除けたら、左右のい草を真ん中に寄せて穴を埋めます。根気よく時間をかけて丁寧に隙間を埋めていくと、どこが焦げていたのか分からないほどキレイに修復できるでしょう。

台所用漂白剤を塗る

小さな焦げ跡であれば、塩素系の台所用漂白剤を塗ると目立ちにくくなります。水で薄めた台所用漂白剤を用意し、綿棒を使って焦げ跡に塗り、色が薄くなったのを確認したら、必ず水拭きをしましょう。

手が荒れないように手袋をし、室内を換気しながら行う必要はありますが、台所用漂白剤を使えば簡単に目立たなくできます。

畳に大きな焦げ跡ができたときの対処法

焦げ跡の範囲が大きい場合は、以下2つの方法で対処しましょう。

・補修シールを使用する
・畳の張り替えを依頼する

補修シールであればホームセンターなどで購入でき、比較的手軽に修復できます。補修シールでも目立ってしまうほどの大きな焦げ跡であれば、畳の張り替えがよいでしょう。

補修シールを使用する

畳の焦げ跡が大きくできてしまった場合は、補修シールを貼りましょう。ホームセンター・ネットショップなどで、畳と同色の補修シールを選び、焦げ跡が隠れるサイズにハサミで切り取ります。

補修シールをカットする際は、シールの両端をギザギザにすると、より目立ちにくく貼れるでしょう。補修シールには畳と同じように畳の目がプリントされているため、貼りつける畳と畳の目を合わせるときれいに貼れます。

畳の張り替えを依頼する

補修シールが目立つほど畳の焦げ跡が大きい場合は、畳の張り替えを業者に依頼しましょう。畳の状態や使用年数によっては、表替えや裏返しなど、すべてを新調するよりも安価に畳の張り替えが行える方法があります。プロに相談し、自宅の畳にあった方法で張り替えてもらいましょう。

表替え

表替えは、畳の土台となる畳床はそのままで畳の表部分と縁のみを新品に交換する方法です。畳床自体は変わらないため、へこみや踏み心地の改善はできませんが、畳の表部分が新品になり目立っていた焦げ跡も消せます。

表替えは、裏返しで張り替えるよりも、料金相場が上がります。過去に裏返しをしていた、経年劣化で変色して裏返しができない場合に、表替えで畳の張り替えを行うとよいでしょう。

裏返し

裏返しは、畳の表面だけを剥がしてひっくり返す方法です。通常、畳の表は両面を再利用でき、裏返して張り替えるだけで、焦げ跡があっても新品のようにキレイな状態になります。

料金相場は、新しく取り替える必要がないため、表替えよりも安価です。ただし、過去に裏返しをしている場合や、5年以上裏返しを行ったことがない場合は、経年劣化で変色し表面が傷んで行えない可能性もあるでしょう。

裏返しは、畳の焦げ跡以外にも傷や日焼け跡などが目立ってきた場合にも用いられます。畳を張り替えて3〜5年の方は、まず裏返しでの畳の張り替えを検討してみましょう。

まとめ

この記事では、タバコを畳に落としてできた焦げ跡への対処法についてご紹介しました。

タバコや灰皿を畳に落とすと、灰が散らばってしまいますが、水拭きや掃き掃除は行わないことが重要です。灰が隙間に入り込み取れなくなるため、掃除機で吸い取るか、塩を撒いて取り除きましょう。

畳に残る焦げ跡が小さな場合は、サンドペーパーや台所用漂白剤を使う方法や、い草で埋めることもできますが、大きな焦げ跡であれば、補修シールを貼るか畳の張り替えが必要になります。

焦げ跡が大きく、畳の張り替えを行いたい方は、ゆたか畳の利用を検討しましょう。ゆたか畳では、最短1日での張り替えが可能です。張り替え後も無料で再調整してもらえるので安心できます。

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