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モダンな縁あり畳の特徴は?おしゃれな和室にするコツ

2024-06-13


畳の和室は、和やかでゆったりと過ごせたり、ゲストルームとして利用したりと、さまざまな使い道があります。しかし「和を取り入れた部屋を作りたいけれど、どんな風に作ればおしゃれになるのかわからない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

この記事では、縁あり畳の特徴と、おしゃれな和室にするコツを解説します。縁あり畳の選び方についても紹介していますので、和室をモダンにコーディネートしたい方は参考にしてください。

縁あり畳とは

畳の長手方向につけられた布を畳縁(たたみべり)といい、この布が付けられた畳のことを縁あり畳と呼びます。

畳縁には畳表の角の摩擦を防いだり、畳を敷き合わせるときにできる隙間を締めたりする役割があります。畳縁はかつて、畳を使う人の位や身分を表すため、模様や色により区別されていました。

現在では化学繊維で織った畳縁が多く、無地や和柄に加えてパステル調のものなど、バリエーションも増えています。畳と畳縁のコーディネートにより、これまでとは違ったおしゃれな和室づくりが楽しめるでしょう。

縁あり畳の魅力

畳の色を選ぶときは、畳縁とのコーディネートを考慮するのがおすすめです。色やデザインによって雰囲気がガラリと変わるのが縁あり畳の魅力ですので、バランスを考えて色や柄を考えるといいでしょう。

畳の長手に縫い付けられた畳縁は、適切な選び方をすることでイメージどおりのインテリアとして成立させることが可能です。畳のまわりを縁取っている畳縁は想像よりも目立つため、なんとなくで選ぶとイメージと合わずに失敗するケースがあります。

畳と畳縁を対称的な色にしてアクセントにしたり、似た色味で和室になじむ色味にしたりなど、和室全体の印象に合わせてカラーを選びましょう。また、縁あり畳は角の部分の耐久性が高いので、表面がすり減ったときは裏返して使えるのも魅力です。

縁なし畳との違い

縁なし畳は、畳縁がなく、一般的に半畳サイズもしくは正方形である畳をさします。畳縁がないため痛みやすく、値段も高めですが、モダンで洗練された雰囲気が魅力です。

縁なし畳のなかでも「琉球畳」はよく知られている高価な畳です。琉球畳は「七島い草」という強度のある特別ない草で作られた、半畳サイズの畳です。縦横交互に敷くことで、見る方向により色が変化するという特徴があります。

国産の七島い草を作っている農家は数件しかありません。受注生産でいつ手に入るかもわからないため、非常に貴重な畳といえます。

現在では「目積表」という畳が一般的であり、値段もリーズナブルです。濃淡が異なる色合いの畳を敷き詰めた、デザイン性の高い「市松敷き」が人気を博しています。

縁なし畳は、洋室とも合わせやすくおしゃれなデザインが特徴です。和室によく使われる床の下地の上に敷き込むタイプや、フローリングの上に設置できる置き敷タイプなどがあります。フローリングと隣り合わせに配置してもすんなりとなじみ、和モダンな雰囲気を出せるでしょう。

モダンな縁あり畳の特徴

縁あり畳は、和室をモダンなイメージにできます。畳縁のカラーバリエーションは豊富なので、モダンでスタイリッシュなテイストのコーディネートが可能です。

心穏やかな癒し空間をイメージする場合は畳となじむ色、和モダンをイメージするならシックな色味や柄を選ぶのがおすすめです。畳と畳縁を同色にしてもよいですし、同じ系統の色味でまとめると、畳や部屋とよくなじんで和モダンな雰囲気を出せます。

現代的なモダンテイストにしたいなら、畳縁に原色や明るい色を選んだり、お花などの柄をあしらったり、自分好みに遊んでみるのもいいでしょう。現在では、モダンでおしゃれな柄や色が豊富にあります。畳の色とコーディネートして、好みの雰囲気を自由に作ってみましょう。

縁あり畳の選び方

たくさんの種類がある畳縁ですが、適切に選ばないとイメージと違う部屋になる場合があります。和室において畳縁は意外に目立つため、インテリアとしての重要度は高いでしょう。

理想どおりの和モダンにするためには、色、柄、素材、部屋の雰囲気を把握し、適切な畳縁を選ぶことが大切です。

畳縁の色は、和室の雰囲気に合わせて自由に選ぶのがおすすめです。畳となじみやすい緑系の色は、自然を感じられてリラックス効果も得られます。新しい畳は淡い緑色なので、緑系の畳縁との相性はいいでしょう。

やさしいピンク系の畳縁は、使い込んで小麦色になったい草畳や茶色系の樹脂畳との相性がよいという特徴があります。心を和ませてくれる優しく暖かい色味で、モダンなイメージを作ることが可能です。

畳縁の柄も、和室の雰囲気に合わせて選びましょう。近年では和室に洋風をブレンドするデザインも人気で、畳縁の柄にもたくさんのラインナップがあります。

畳縁の柄は非常にバリエーションが多彩です。古くから使われている伝統的な柄は、菱、麻の葉、菊、亀甲、市松、青海波(せいがいは)などで、こうした柄のなかには邪気払いの意味合いや、無病息災の願いが込められたものもあります。

花柄やキャラクターが印刷されたものもあり、多種多様な柄でモダンな雰囲気を作れます。どのような柄があるか気になる方は、畳専門店のホームページなどで確認してみましょう。

素材

自然素材である綿や麻を使った畳縁は、昔から伝統的に使われてきた素材です。綿や麻は自然素材なため、触り心地のよさとやさしい風合いが特徴です。化学繊維よりは高価ですが、上品で温かみのある雰囲気でなじみやすい素材といえます。

現在では、ポリエステルなどの化学繊維を使った畳縁が主流となり、安価で丈夫、色のバリエーションが豊富という特徴があります。部屋のイメージに合わせたい場合は、扱いやすい化学繊維の畳縁を選ぶといいでしょう。

部屋の雰囲気

畳縁を選ぶ際、色や柄を部屋の雰囲気に合わせることはとても大切です。壁紙やインテリア、ふすまの柄など、目立つ色味に合わせることで統一感を出せます。

部屋になじむようにしたい場合は、彩度の低い色がおすすめです。薄い色であれば、暖色系・寒色系どちらを使ってもなじみやすくなります。畳縁の印象を強調したい場合は、濃い色味を使うとメリハリのある雰囲気が出せるでしょう。

落ち着いた雰囲気にしたいときは畳と同色のものか、青系の畳縁がおすすめです。ライフスタイルや部屋の用途に合わせながら決めると、暮らしやすさにもつながるでしょう。

おしゃれな和室にするコツ

おしゃれな和室にコーディネートするには、カラーコーディネート・直線的なデザイン・自然素材と無機質素材のバランス・背の低い家具を置く・観葉植物を置くという5つのポイントを意識するといいでしょう。ひとつずつ詳しく紹介していきます。

カラーコーディネートを意識する

カラーコーディネートはバランスが大切です。たくさんの色を同じ割合で使用するとまとまりが悪くなるため、ベースカラー70%(壁・床・天井)、アソートカラー25%(カーテン・家具)、アクセントカラー5%(クッション・小物)の配色黄金比を取り入れるといいでしょう。

和モダンな雰囲気には、アソートカラーをアースカラー(グリーンやブラウンなど)にするのがおすすめです。ベースカラーと同系色なら統一感を、反対色なら個性的な部屋を演出できます。

アクセントカラーとなる小物類は、好きな色を自由に選ぶことでイメージチェンジが可能です。

直線的なデザインを取り入れる

おしゃれな和室にするには、直線的なデザインを取り入れるのがおすすめです。和室の畳や障子、柱などは直線的デザインが多いのが特徴で、モダンインテリアの直線的なスタイリッシュさは和室をおしゃれにしてくれます。

和モダンにするには、家具にも直線的なデザインを取り入れてみましょう。日本で古くから使われている、衣類などを入れておく長持(ながもち)や箪笥(たんす)も直線的なフォルムです。現代的な家具も直線を意識してデザインされたものを使うと、モダンらしさにつながるでしょう。

自然素材と無機質素材をバランスよく取り入れる

自然素材と無機質な素材をバランスよく取り入れるとおしゃれな和室になります。和モダンの部屋では、和とモダンの比率を意識することによりイメージの選択が可能です。

和を強くしたい場合は、籐、竹、和紙、い草などの自然素材を家具に取り入れましょう。モダンテイストを強調したい場合は、ガラス、タイル、金属(ステンレスや鉄など)の無機質素材をプラスすることで、スタイリッシュな雰囲気になります。

和とモダンのバランスを考えながら、自然素材と無機質素材を上手にコーディネートしてみましょう。

背の低い家具を置く

和室の生活では、畳に布団を敷き、ちゃぶ台でお茶を飲むなど、ロースタイル(低座)が一般的です。そのため、背の低い家具を選ぶことで、和室になじむ落ち着いた雰囲気を演出できます。

全体的に目線が低くなるため、天井を高く感じられ圧迫感が軽減される効果があります。一人暮らしなどの狭い部屋でも、ゆったりと過ごせる空間へとチェンジが可能です。

ローテーブルやスリムで背の低いシェルフを置くと、和を意識しつつスタイリッシュで現代的な部屋になるでしょう。

観葉植物を置く

観葉植物を置くことで、和室をおしゃれな空間に変えられます。和室に合う観葉植物を飾る際は、場所や大きさ、どんな植物を置くかなどのバランスを考えるとおしゃれになります。

一輪挿しは床の間に置くだけでも彩りが生まれ、枝ものならば和室の雰囲気が華やかになります。大きな観葉植物は、隅に置くことで圧迫感もなくなります。

手入れの手間が少ない「苔玉」もおすすめです。お皿を使い盆栽風にすることで、見た目もかわいらしく置き場所もスムーズに移動させられます。癒し効果も得られるでしょう。

まとめ

近年ではおうち時間が増え、和やかな時間を家で過ごしたいという人も増えてきました。家を建てたりリフォームしたりするとき、和やかな空間として和室を取り入れたい方も多いでしょう。

モダンな和室にするためには、壁紙や照明はもちろん、畳や畳縁にまでこだわって選ぶことが大切です。できあがりをイメージしながら作っていくと、バランスのいいおしゃれなモダン和室となるでしょう。

ゆたか畳では、人と環境にやさしい厳選した素材と、熟練の畳職人による丁寧な仕事で、きれいで快適な畳の空間づくりをしています。見積もりは無料ですので、東京・神奈川で畳の張り替えやリフォームを考えている方は、ぜひゆたか畳へご相談ください。

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