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和紙畳は後悔する?メリット・デメリットを解説

2024-07-10


和紙畳は従来のい草畳とは異なる素材を使用した新しいタイプの畳です。見た目の美しさやメンテナンスのしやすさなど、魅力的な特徴を持っています。

この記事では、和紙畳を選ぶと後悔するといわれる理由を詳しく解説するとともに、和紙畳のメリットについても触れていきます。また、どのような人に和紙畳がおすすめなのか、選ぶ際のポイントについても考察しているので、ぜひ参考にしてみてください。

和紙畳は後悔するといわれる理由

和紙畳が後悔するといわれる理由は、い草の香りを楽しめないこと、クッション性が低いこと、重いものを置くと凹みやすいこと、湿度の調整が難しいこと、価格が高いことが挙げられます。

ここでは、後悔するといわれる5つの理由についてまとめました。

い草の香りを楽しめないため

和紙畳の特徴は、表面に使用されている素材が「和紙」という点です。和紙はい草とは異なる植物由来の素材を原料としているため、畳特有の心地よい香りを楽しめません。

い草の香りにはリラックス効果やストレス軽減効果があるといわれており、日本人には昔から馴染み深いものです。しかし、和紙畳ではそのような癒しの効果を得られないため、い草の香りが恋しいと感じる方は少なくありません。

とくにい草の香りを楽しみにしていた方にとっては、思っていたものと違うと後悔する可能性があります。つまり、香りの有無は畳選びの際の重要なポイントといえるでしょう。

クッション性が低いため

い草から作られる従来の畳と比べると、和紙畳はクッション性の低さが指摘されます。これはい草と和紙の材質の違いに起因するものです。

い草はクッション性に富んだ多孔質の構造を持っているのに対し、和紙はその特性を持ち合わせていません。そのため、和紙畳は硬めの印象を受けます。

とくに床に座る機会が多い和室をメインに使う家庭にとって、クッション性の低さは大きなデメリットです。小さなお子様にとっても、クッション性は大切な要素といえます。

敷き詰められた畳の上に座ったときの感触の違いを想像し、クッション性の有無をよく確認してから選ぶことが大切といえるでしょう。

重いものを置くと凹みやすいため

畳の上に家具を置いたり人が座ったりすると、多少なりとも畳にへこみが生じるのは避けられません。しかし、和紙畳の場合はい草で作られた畳と比べてへこみやすさが目立つことが多いです。

理由は和紙畳の芯材に使われる板状の材料にあります。芯材はい草畳の「わら」と比べると弾力性に乏しいため、上から加重がかかると簡単にへこんでしまう傾向にあるのです。

和室に家具を置く機会が多かったり、同じ場所に座る時間が長かったりする場合は、著しいへこみが生じる可能性が高くなります。一度へこんでしまうと、もとに戻るのに時間がかかるのも難点です。

家具の配置換えが頻繁な家庭や座る位置が決まっている部屋では、和紙畳よりもい草で作られた畳の方が適しているでしょう。

湿度の調整が難しいため

日本の家屋は湿気との戦いといっても過言ではありません。とくに梅雨の時期は湿度が高くなり、カビの発生が心配になります。

しかし、い草畳には湿度を調整する「調湿作用」があります。い草は湿気を吸収したり放出したりすることで、部屋の湿度を一定に保とうとする働きを持っているのです。

一方で和紙畳は調湿作用がほとんどありません。湿気を吸収しにくいため、梅雨の時期などは室内の湿度が高くなりやすく、カビ発生のリスクが高まる可能性があります。

また、冬場は逆に乾燥しやすくなるため、喉の痛みや肌の乾燥などの原因にもなりかねません。部屋の湿度管理に気を使う必要がある点は、和紙畳の大きなデメリットといえるでしょう。

価格が高いため

和紙畳はい草畳よりも価格が高くなる傾向にあります。主な理由としては、和紙畳の製造工程の複雑さと使用される材料の違いです。

い草畳の場合、編んで作られる畳表は比較的シンプルな工程で作られます。一方で和紙畳の表は、和紙を細かく裁断・加工し、特殊な技術で編み上げる必要があるため、手間と時間がかかるのです。

また、使用される材料も和紙畳の方が高価といえます。い草は比較的入手しやすく安価な材料ですが、和紙畳に使われる和紙は品質の良いものを厳選しなければなりません。したがって、コストが高くなる傾向にあります。

同じ大きさの畳を敷き詰めた場合、い草畳と和紙畳では費用の面で大きな差が出てしまうでしょう。よって、価格の高さを考えるとコストパフォーマンスの点で物足りなく感じる方もいるかもしれません。

和紙畳のメリット

和紙畳のメリットとしては、耐久性が高く長持ちすること、撥水性が高く楽に掃除できること、ダニやカビの発生を防げること、多くのバリエーションから選べること、和室だけでなく洋室にも合うこと、環境にやさしいことが挙げられます。

ここでは、6つのメリットについて詳しく解説します。

耐久性が高く長持ちする

和紙畳のメリットは高い耐久性をもっていることです。一般的ない草畳と比べると、和紙畳は長持ちするといわれています。

理由は和紙畳の表面に使われている和紙の特性によるものです。和紙は植物繊維から作られており、耐久性と強度に優れています。また、製造工程で特殊な加工が施されることで、さらに丈夫になります。

い草畳の場合は使っているうちに摩耗したり、へたったりすることがありますが、和紙畳ではそのような心配が少なく、長期間美しい状態を保てます。

和紙畳はメンテナンスの手間を省きたい方や長く使いたい方にとって、メリットのある畳といえるでしょう。耐久性を重視する方にはとくにおすすめです。

撥水性が高く楽に掃除できる

和紙畳は優れた撥水性もメリットのひとつです。これは和紙畳の表面に施されている特殊加工による効果といえます。

特殊加工は水や汚れを染み込みにくくするため、お手入れが簡単です。たとえば、飲み物をこぼしてしまっても、サッと拭き取るだけできれいになります。

また、撥水性が高いということは、汚れがつきにくいということでもあります。日常的なお手入れが楽になるので、忙しい人や掃除が苦手な人にとってもありがたい特徴のひとつです。

一方でい草畳の場合は、汚れが染み込んでしまうと落とすのが大変です。しつこい汚れは、畳表を替えるしかないこともあります。和紙畳の撥水性の高さは、手間のかからないお手入れを重視する方にとって大きな魅力になるでしょう。

ダニやカビの発生を防げる

ダニやカビの発生は和室の快適性を奪う原因のひとつです。とくに梅雨などの湿気の多い時期は、カビの発生に注意しなければなりません。

しかし、和紙畳を使用すればダニやカビの発生を抑えられます。特徴である撥水性の高さと湿気を吸収しにくい性質が、天敵の発生を防いでくれるのです。

い草畳は湿気が溜まるとカビが発生しやすくなりますが、和紙畳は吸湿性が低いため、湿気がこもりにくくカビの発生を防げます。ダニも湿気を好むので、同様の理由で繁殖を抑えられます。

い草畳は目の詰まった織り方をしているため、湿気を吸収しやすくダニやカビが発生しやすくなります。アレルギーの原因にもなるダニやカビの繁殖を抑えたい場合、和紙畳がおすすめといえるでしょう。

多くのバリエーションから選べる

和紙畳のメリットは豊富なバリエーションです。色や柄、質感などを自由に選べるため、自分好みの畳を見つけられます。

従来のい草畳はグリーンや白を基調とした色合いが一般的でしたが、和紙畳は多彩な色を選べます。モダンなグレーやベージュ、鮮やかな赤やブルーなど、インテリアに合わせてコーディネートできます。

また、柄に関しても無地のものだけでなく、ストライプや市松模様、花柄などさまざまなデザインがあります。畳の表面に模様を織り込むことで、より個性的な空間を演出できるのも大きな魅力です。

さらにい草とは異なる質感も特徴といえます。なめらかな手触りや、独特のマットな質感など、好みに合わせて選べます。

和紙畳の豊富なバリエーションは、自分だけのオリジナルの和室を作りたい方やインテリアにこだわりたい方にとって心強い味方となるでしょう。

和室だけでなく洋室にも合う

和紙畳は従来の「畳=和室」というイメージを覆す、新しい畳の使い方を提案しています。そんな和紙畳は、洋室に敷いても違和感なく馴染むのです。

なぜ馴染むのかというと、和紙畳の持つモダンな雰囲気にあります。色や柄のバリエーションが豊富なうえに、洋風のインテリアにも合わせやすいデザインが多くあることも理由のひとつです。

和紙畳は和室と洋室の垣根を越えて、家全体でコーディネートを楽しめます。「家は洋風だけど、畳の空間も欲しい」そんな方からすると、理想的な選択肢になります。

環境に優しい

和紙畳は環境に優しい畳として注目されています。その理由のひとつは和紙の原料である植物繊維が、再生可能な資源だからです。

適切に管理された森林の木材をつかって和紙を製造することで、環境への負荷を減らせます。また、製造工程でも環境に配慮した取り組みが行われています。

さらに和紙畳は耐久性が高く長持ちするため、頻繁に張り替える必要がありません。これは廃棄物の削減にもつながります。

健康や環境に配慮した生活を送りたい方にとって、和紙畳は理想的な選択肢といえるでしょう。

和紙畳はこんな人におすすめ

和紙畳はメンテナンスの手間を省きたい方をはじめ、コスパのよさを重視したい方、一緒に暮らす家族の健康を重視したい方、畳のデザインを楽しみたい方におすすめです。

メンテナンスの手間を省きたい人

和紙畳はメンテナンスが簡単です。高い撥水性と汚れがつきにくい性質上、飲み物をこぼしても、サッと拭き取るだけできれいになります。

お手入れに時間をかけたくない方、定期的なメンテナンスの頻度を減らしたい方におすすめです。ちなみに、い草畳は定期的なメンテナンスが必要になります。

コスパのよさを重視したい人

和紙畳は初期投資でこそ高くつきますが、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れています。なぜなら寿命が長いからです。

適切なメンテナンスを行えば、10年以上も美しい状態を保てるといわれています。一方のい草畳の寿命は5〜7年程度です。定期的なメンテナンスを行っても、経年劣化は避けられません。

10年以上使うつもりなら、和紙畳がおすすめです。

一緒に暮らす家族の健康を重視したい人

家族の健康は何より大切です。とくにアレルギーを持つ家族がいる場合は、住環境には細心の注意を払う必要があります。

畳はダニやカビの温床になりやすいアイテムのひとつです。湿気がこもりやすく、畳の目の間に汚れが溜まりやすいので、ダニやカビが繁殖しやすくなります。

しかし、和紙畳ならその心配がぐっと減ります。大切な家族と健やかに暮らしたい方は、和紙畳で理想の住環境づくりを実現しましょう。

畳のデザインを楽しみたい人

家づくりの楽しみのひとつが、インテリアのコーディネートです。自分らしい空間づくりを目指す方なら、畳のデザインにもこだわりたいことでしょう。

和紙畳なら思う存分デザインを楽しめます。豊富な色やパターンから、自分好みの畳を選べます。い草畳の選択肢の少なさに不満を感じていた方は、和紙畳を取り入れてデザインを自由に楽しんでみてください。

和紙畳に関するQ&A

和紙畳に関するQ&Aをいくつかまとめました。疑問の解消やヒントにお役立てください。

おすすめの色は?

部屋の雰囲気やインテリアに合わせて選ぶのがおすすめですが、とくに人気なのがベージュ系の色です。ナチュラルな雰囲気を演出できるほか、どんなインテリアにも合わせやすくなります。モダンな印象にしたい場合はグレーがおすすめです。

寿命は?

適切なメンテナンスを行えば、和紙畳は10年以上美しい状態を保てるといわれています。

一方でい草畳の寿命は5〜7年程度 です。定期的なメンテナンスを行っても、経年劣化は避けられません。長く使いたい人には、和紙畳がおすすめです。

張り替えにかかる費用は?

張り替えにかかる費用は、畳の種類や畳店によって異なります。一般的には和紙畳の方がい草畳よりも高くなる傾向です。

ただし、い草畳は頻繁に張り替える必要があるため、トータルの費用で見ると和紙畳の方がお得になるケースが多いといえます。正確な費用を知りたい場合は、畳店に問い合わせましょう。

まとめ

和紙畳にはい草畳にはない魅力が盛りだくさんです。撥水性や耐久性の高さ、豊富なデザインバリエーションなど、現代のライフスタイルに合った特徴を持っています。

千葉県や東京23区にお住まいで、和紙畳に興味を持たれた方は、ぜひ「ゆたか畳」へご相談ください。豊富な種類の畳から、お客様のニーズに合ったものをご提案いたします。

熟練の職人による丁寧な施工や理想の和室を実現したい方は、お気軽にお電話かホームページからお問い合わせください。

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