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畳とフローリングの違いとは?後悔しないための選び方をご紹介!

2024-08-07


畳のよい香りに、心地よさを感じる人は多いでしょう。一方でフローリングは、インテリアの自由度が高く、無垢材を選べば高級感を演出できます。

それぞれのメリットやデメリットを理解し、自分や家族のライフスタイルに合うかどうかを考慮して選ぶことが大切です。畳とフローリングの特徴やお手入れ方法、そして費用面についても考慮し、選ぶ際の参考にしてください。

畳とフローリングの基本的な違い7選

畳とフローリングでは、使用している材質の違いから特徴や効果が異なります。こちらでは、それぞれの持つ違いを解説します。

足への負担の違い

畳の原料であるい草は、空気を含む自然素材であり、クッション性が高いのが特徴です。そのため、足への負担が軽減され、長時間座っても疲れにくいです。

一方でフローリングの場合は踏み心地が固く、足へ負担がかかります。柔らかい材質のものもありますが、その分、床に傷がつきやすくなります。

冷えやすさの違い

冬場のフローリングは、冷気によって床が冷たくなります。そのため、高齢者や赤ちゃんがいるご家庭など、温かさを保ちたい場合には畳がおすすめです。

い草には高い断熱性があり、外気を遮断してくれます。そのため、床下からの冷気を防ぎ、足元が冷えにくくなります。また、暖房の効率も向上するでしょう。

リラックス効果の違い

畳の独特の香りは、い草自体が持つ香りと、泥染めの際に使用する染土の香りが合わさることによって生まれます。この泥染めは、い草の変色を防ぎ、美しい緑色を損なわず乾燥させるために行われます。

フローリングの場合も、無垢材であれば木材本来の香りが楽しめることがあります。い草や木材の香りは「フィトンチッド」と呼ばれる揮発性の物質群に由来しており、世界中のさまざまな研究で心身をリラックスさせる効果があると報告されています。

調湿効果の違い

天然素材であるい草は、調湿機能をもっていることが特徴です。夏場には空気中の水分を吸い込むことで湿度を低く保ち、冬場には水分を放出し、乾燥を防ぎます。フローリングも無垢材であれば調湿機能を持ちますが、一般的な複合フローリングには期待できません。

防音効果の違い

畳に使われているい草は、空気を多く含んでいる自然素材のため、音を吸収する効果があります。そのため防音効果が期待でき、階下に生活音が響きにくいことがメリットです。一方、フローリングは足音が響きやすいため注意が必要でしょう。

掃除のしやすさの違い

畳は、汚れたらすぐふき取らないとシミになってしまいます。また、ダニやカビを防ぐためにも、こまめに掃除する必要があります。

フローリングですと、複合材であれば液体や粉末状のものが入り込みにくく、掃除がしやすいことがメリットです。ただし無垢材フローリングは水分を吸収しやすく、毛羽立ちや水ジミに注意しなくてはなりません。

メンテナンスのしやすさの違い

畳は日光によって変色するため、劣化具合に応じてメンテナンスが必要です。一般的には、約3~4年で裏返しや表返しを行ない、10年経った場合は新調する必要があります。

一方で、無垢材フローリングは、ワックスがけなどのメンテナンスが必要ですが、複合材であれば、メンテナンスはほぼ必要ありません。

畳とフローリングはどちらが安い?

畳のメンテナンス方法は3種類あり、それぞれ費用には差があります。フローリングにおいても、無垢材か複合材かによってメンテナンス方法や費用が異なるため、事前に確認したほうがよいでしょう。

畳の裏返し、表替え、新調にかかる費用

畳の帖数や面積にもよりますが、裏返しと表替え、そして新調によって費用が異なります。畳は裏表の両方を使用できるため、色褪せや汚れなどが目立ってきたら裏返しをしてメンテナンスすることができます。一般的な費用は、6畳で24,000円前後 です。

続いて、畳の芯材を再利用して畳の表と縁を新しく交換することを、畳表替えといいます。6畳の表替えは、3万円~10万円以上 かかることもあります。

10年ほど使用している場合は、新調したほうがよい でしょう。費用は畳の種類にもよりますが、6畳あたり7万円~20万円以上かかることもあります。

フローリングの張り替えにかかる費用

フローリングには無垢材と複合の2種類あり、それぞれ材質が異なるため、価格にも差があります。無垢材の場合、木材の種類や節の有無によっても違いがありますが、一般的には6畳で15~20万円ほど です。

一方、複合フローリングは、集成材または合板などの複数の層が張り合わされて作られています。一般的な相場は、6畳で12万円~17万円以上 です。

複合フローリングは、多くの集合住宅で防音性が求められるため、通常は防音機能があります。しかし、無垢材フローリングは防音効果がないため、集合住宅では使用できない場合もあるので、事前に確認が必要です。

畳とフローリングのメリット・デメリットを比較

畳とフローリングのメリットとデメリットについて、選ぶ前に知っておくことが重要です。

畳のメリット

畳の材料であるい草は、調湿効果をもっています。そのため、夏場は湿度を低く保ち、冬には乾燥した空気を放出することで、部屋が温かく感じられます。

また、空気を多く含むためクッション性が高く、足への負担も軽減します。さらに、い草のよい香りはリラックス効果をもたらします。

畳のデメリット

畳は湿気などによって、カビやダニが発生することがあります。そのため、定期的な換気が必要です。一般的には、数年ごとに裏返しのメンテナンスを行い、5年以上使用した場合は表替えを行います。10年以上経ったら新調 することが多いでしょう。

畳を長く使うためには、定期的なお手入れが欠かせません。さらに、畳は柔らかい素材であるため、家具など重いものを置くと、跡が残ってしまうというデメリットもあります。

フローリングのメリット

無垢材フローリングと複合フローリングは、それぞれ異なる特徴があります。しかし、どちらも比較的掃除がしやすく、ダニが発生しにくいのがメリットです。

無垢材は天然の木を使用しているため、暖かみや高級感があります。木の種類によって木目に違いがあり、節がないほど高級感が増します。一方で複合材は、合板など複数の薄い板が張り合わせて作られているため安価で、集合住宅などでよく用いられています。

フローリングのデメリット

フローリングは、畳に比べて固い材質が多いため、足が疲れやすいのがデメリットです。また、長時間座っていたり寝転んだりすると、体が痛くなることもあります。

無垢材のフローリングは天然の木材を使用しているため、ワックスがけなどの定期メンテナンスが必要です。複合フローリングでも、あまりに水分を長時間放置すると変色や膨張の原因となります。また、一般的に冷えやすい素材であることが多いため、冬場は冷たく感じるでしょう。

フローリングに置き畳を敷くメリット・デメリット

手軽に使用できる置き畳ですが、使い方やお手入れ方法、そして気をつけるポイントをお伝えします。

置き畳とは

置き畳は通常の畳と異なり、好きな場所に自由に置ける簡易式の畳です。ユニット畳やリビング畳とも呼ばれ、フローリングの上に敷いて使用します。そのため、洋室でも置き畳を使うことで、手軽に和の雰囲気を楽しめるでしょう。

材質はい草のほか、和紙や化学製品で作られたものなどがあります。カラーも豊富にあるため、部屋の雰囲気に合わせて自分好みの置き畳を選べるでしょう。

フローリングに置き畳を敷くメリット

置き畳は手軽に配置できるため、リフォームに比べて費用が安く抑えられるというメリットがあります。また、畳よりも軽量で、好きな場所にかんたんに置けるため、模様替えも容易です。使わない場合は、収納できるのも便利です。

畳はクッション効果があるため、足の負担も軽減されるでしょう。さらには、フローリングの上に敷くことで、防音性も期待できます。

フローリングに置き畳を敷くデメリット

い草の置き畳を使用する場合は、換気を十分に行い、カビの発生に注意する必要があります。湿気を吸収するため、水分にはとくに注意が必要です。防カビ加工されているものや撥水機能のある化学製品の置き畳を使うのもよいでしょう。

複数枚の置き畳を使用する場合、ずれて隙間ができることがあります。無垢フローリングの場合、隙間により傷がつく可能性があるため、動かないように対策しましょう。また、隙間にホコリやゴミが入りやすくなるため、定期的な掃除が必要です。

こちらの記事では、畳の上にフローリングを敷く場合について解説しています。ダニやカビのリスクについても触れているため、ぜひあわせてご覧ください。

畳とフローリングの選択ポイント!後悔しないための選び方

畳とフローリングでは、それぞれのメリットやデメリットだけではなく、ライフスタイルも考慮して選ぶことがポイントです。

ライフスタイルとのマッチング

畳とフローリングは、それぞれ異なる材質であるため、お手入れ方法が異なります。自身のライフスタイルにあわせて選ぶことが重要です。また、メンテナンス方法によって費用に差があるため、予算も考慮して選ぶ必要があります。

それぞれの素材にはメリットとデメリットがありますが、快適さは人によって異なります。さらに、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、家族全体のニーズも考えることが大切です。

メンテナンスの手間

畳は、フローリングと比べるとメンテナンスに手間がかかります。カビを防止するためにも定期的な換気が必要です。隙間に入ったごみを取り除くために、掃除機だけではなく、ほうきがけもしたほうがよいでしょう。

一方で、フローリングは手入れのしやすさが大きなメリットです。ただし無垢材の場合は、定期的にワックスがけが必要です。

部屋の用途に応じた選定

い草で作られた畳には防音性があるため、階下への生活音を軽減する効果があります。また、クッション性が高いため、足への負担が少ないことも特徴です。い草のリラックス効果により、自宅でくつろげる空間を作るのに適しています。

フローリングは、重い家具を置いても跡がつきにくいのが特徴です。また、木材の種類によって異なる雰囲気を楽しめるため、デザインにこだわりたい人にとってはメリットでしょう。

予算とコスト

畳からフローリングにリフォームする場合、6~8畳の相場は20万円以上 です。逆に、フローリングから畳に変える場合の相場は、13万円 以上になります。素材や面積によっても異なるため、事前に見積もりを取ることをお勧めします。

また、畳とフローリングではメンテナンス費用も異なります。素材によっても違いがあるため、予算とコストを充分に考慮して選びましょう。

まとめ

畳は空気を多く含むい草によって、調湿効果をもっています。そのうえクッション性も高く、足への負担が軽減されて防音効果も期待できます。

一方で、フローリングはお手入れがしやすく、好みに合うテイストを選びやすい特徴があります。ただし、木材によっては固い素材もあり、冬場は冷えやすくなることもあります。

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